2018年2月17日土曜日

またね富士山!


YMCAつるみ保育園冬キャンプのご報告 Part.3


3日目の朝も快晴。
2日目たっぷりと雪遊びをしたこともり、子どもたちは起床時間を過ぎてもぐっすり…、眠い目をこすりながら、身支度を整えて布団のカバーを外しました。保育園でいつも寝ている布団とは違い大人サイズのカバー外しに試行錯誤。お友だちが困っているとサッと手伝う姿もありました。シーツを返してから朝食を食べました。






朝食の後は、帰りの荷物整理。使った衣類、使わなかった衣類、雪あそびセット…と一つずつ確認しながら大きなリュックへ詰めていきました。2回目のキャンプという事もあり積極的に取り組んでいました。
朝の集いでは、一人ずつ平和の鐘を鳴らしました。「カーン!カーン!」と澄み切った富士山YMCAに響き渡っていました。子どもたちが鳴らすこの鐘の音を聴くたびに平和のありがたさを感じ、永遠の平和を願わずにはいられません。




「富士山YMCAで自由にたくさん遊ぼう」をテーマとし、子どもたちの意思を優先するプログラムにしました。リクエストが多かったのは『ハンモック!!』
1日目とは別の低いハンモックを目指し出発。斜面を越えて進んだ先に見えてくると「わぁ―!!」と喜びの声が上がり、一気に登っていました。
「低すぎる!」「前よりも低くなった!」と言う声があちらこちらで聞こえてきました。「みんなが夏キャンプの時より大きくなったからだよ」と伝えても、納得できない様子でしたが、夏キャンプとの比較を遊びの中で感じ取った場面でした。



 きつねの剥製発見!!本物のきつねから作られたことを聞いた子どもたちはリアルな置物に釘付です。

アップダウンのある道を通り、短時間でしたがサバイバルな体験をして広場へ戻りました。



広場では凧あげをする子、近くを探索する子、追いかけっこやごっこ遊びをする子など思い思いの遊びをしました。

凧あげも上達しコントロールもよくなり、得意気に揚げていました。




昼食はみんなだいすきカレーライス!!
たっぷり遊んだ後だったので、おかわりも進んでしていました。そして、最後のお楽しみに昨日作った「ゼリー」を食べました。
「固まってるかな~」「美味しく出来たかな~」と楽しみにしていました。ぶどうゼリーはぷるんぷるんに固まり成功!りんごゼリーは上手く固まりませんでした。それでも「ジュースみたいに飲めるよ!」とジュースとゼリーの間の様な新食感に喜んでいました。
また保育園で作ろうねと子どもたちと約束をし、ランチタイムを終えました。

閉村式。富士山YMCAに「お世話になりました」「またね!」と挨拶をしました。やっと帰れるとホッとした表情を見せる子と、もう一回くらい泊まりたかったなあとつぶやく子もいました。最後に、オベリン保育園のお友だちと握手をしてお別れをしました。


無事保育園に到着。園で待っていた幼児クラスのみんなから立派な富士山と暖炉とスモアーズセットを作って迎えてくれました。



冬キャンプも終わりました。
初めてのソリ遊びにドキドキ・わくわくしたり、凧が揚らず悔しい気持ちになったり、いろいろな場面で喜怒哀楽があったことでしょう。その中で子どもたちはキャンプ生活を楽しみ、ゆったりとした時間を仲間と共に過ごしました。
冬キャンプでの体験はきっと良き、思い出となることでしょう。そして成長の糧になることを信じています。



(YMCAつるみ保育園 鈴木 祥子)

2018年2月8日木曜日

まだ2日目?もう2日目!?


YMCAつるみ保育園冬キャンプのご報告 Part.2


ぞう組、冬キャンプ2日目。

朝、一晩過ごしたキャビンを出ると、真っ青な空ときれいな富士山。2日目も快晴でした。朝ごはんへ食堂に向かいながら「夢を見たよ。パパとママが出てきた。」ポツリとつぶやく子がいました。すると「ほんとはね、昨日お布団の中でちょっと涙が出たんだ」と続いて話し出す子。みんな、気持ちがわかる様子で聞いています。楽しみにしていた2回目のキャンプですが、おうちから離れた寂しさは想像以上だったようです。そこに「でも、今日寝たら明日が帰る日だよね」と声が上がりました。すると、ハッとした様子で「え!もう終わっちゃうの?」「まだ、あともう少し泊まっていたかったのに」という声も出てきました。はやくおうちの人に会いたいような、まだまだみんなで過ごしたいような・・2日目の朝は複雑な心境の様子でした。



けれどこの2日目は、みんなが冬キャンプで楽しみにしていたことがいくつも待っています。

そのうちの1つが雪遊びです。朝のしんみりした空気は何処へやら、朝食の後は準備で大忙し。スキーウェアーに身を包み、ニットの帽子をギュッとかぶる頃にはすっかり元気になっていました。わくわくとバスに乗り込み水ヶ塚へ。水ヶ塚にはそり用の天然のゲレンデがあります。雪に覆われた斜面をバスの窓から一目見れば、みんな大興奮です。



さっそく1人1つずつソリを手に斜面を登り、てっぺんから勢いよく滑り降りました。ソリが止まると、むくっと立ちあがり、目を輝かせてまたてっぺんへ。滑っては登り、また滑って・・勢いがついてひっくり返っても、天然の斜面ゆえの凸凹でソリが大きく跳ねても、「あはは!」と笑って夢中で滑り続けていました。次第に「一緒に滑ろう!」とソリに友だちを誘って一緒に乗る姿が増えてきました。2人乗りから3人乗りへ。「キャー」と楽しそうな声を上げてビュンビュン3人を乗せたソリが斜面を下っていきます。
凸凹した場所を選んで滑っている子のソリは途中まるで、ジャンプ台のように跳ねますがそれが楽しい様子です。「こっちの方が飛ぶよ」とより難しいコースに挑戦していました。





 あっという間に時間が過ぎ、昼食は近くの「森の駅」でいただきました。美味しいおにぎりと温かい豚汁にホッと一息。そして、またソリをもってゲレンデへ。午後も時間いっぱい雪遊びを満喫しました。 


 富士山YMCAに戻ってくると、1日目から「まだやらないの?」と心待ちにしていたゼリー作りが始まりました。ジュースを器に移す友だちに「ここ押さえとくね」と自然と協力する姿や「先にやっていいよ」と順番を譲る姿がありました。いつもよりもグッと密にお友だちと接するキャンプでの生活。時にはぶつかり、思うようにいかず泣いたり、怒ったり。でも、お互いの事がよくわかっていて思いやり、自然に寄り添う姿があちこちで見られます。協力し合いながら無事にゼリー作りも終わり、あとは固まるのを待つばかり。完成したゼリーは最終日のデザートの予定です。さて、明日が楽しみです。



 夕食が終わると、キャンドルファイヤーが行われました。昨日の交流会ですっかりオベリン保育園のお友だちと距離が縮まっていて、自然と会話が弾みます。幻想的なろうそくの明かりの中、一緒にゲームをしたりキャンプソングを歌ってさらに友だちの輪が広がったようでした。


 そしてこの日最後の締めくくりは暖炉でのスモアーズです。長い竹串にマシュマロを刺して火の近くへ。焦げないように少し待てばマシュマロはうっすらときつね色になります。それをクラッカーに挟んでパクリ。サクサクとろり・・みんなの幸せそうな笑顔がその味を物語っていました。






 2日目もあっという間に過ぎていきました。心のどこかにおうちへの想いはあるけれど、非日常の新鮮な体験に夢中で向かっていっています。自分のことは、自分で。でも困った時にはすぐ近くに仲間がいる。それぞれが力を発揮し、仲間と共に生き生き生活しています。


http://www.yokohamaymca.org/childcare/turumi.html
                        (YMCAつるみ保育園 関口 美帆)

                    

「ただいま富士山!」

YMCAつるみ保育園冬キャンプのご報告 Part.1



ぞう組(5歳児クラス)の子どもたちが、2月7日(水)~9日(金)までの2泊3日で冬のキャンプ。行先は、夏のキャンプと同じく富士山YMCAグローバル・エコ・ヴィレッジとその周辺です。


1日目の様子をご報告いたします。


  
数日前から、「あと○日寝たらキャンプ!」「雪が降っているといいな」などと、キャンプを心待ちにしてきた子どもたち。荷物の準備をしたり、キャンプソングを口ずさんだりとと、気持ちは高まるばかり。

当日のお天気は晴天で冬キャンプ日和となりました。子どもたちが元気に登園してきました。お祈りの後、少し寂しい気持ちと、ドキドキを胸に保育園バスに乗っていざ出発!元気に手を振って保育園を後にしました。


 バスの中では、歌をうたったり、クイズをしたりして過ごしました。時々窓から見えてくる富士山を見つけると、一斉に喜び合っていました。途中、足柄SAで休憩しました。 

富士山YMCAに到着。開村式をしました。夏キャンプでは「初めまして」でしたが…今日は「ただいま!!」とあびすけリーダーへ嬉しそうに挨拶をしていました。


大きいリュックは背中に、小さいリュックはお腹に。「ちょっと重い~」なんて呟きながらも自分の荷物はしっかりと自分で運ぶ姿が逞しく見えました。




待ちに待ったお弁当の時間。お友だちと弾ませながら感謝していただきました。



お腹が満たされてから、荷物整理をしました。大きなリュックから着替え袋を出して、洋服をカゴの中に移し替え!それぞれ工夫しながら洋服を入れていました。「次は何するの?」とやる気も満々です。




荷物の整理が終わり、ようやく富士山YMCAの自然に触れ遊びました。夏キャンプぶりのハンモックは恐る恐る挑戦。気づけばみんなで乗って揺られて楽しんでいました。



                         

リーダーの説明をじっくり聞きながら、ぐにゃぐにゃ凧作り。ついつい話の途中で先に進めたくなる気持ちをこらえながらも、真剣に、慎重に作りました。



こんなに遠くまで飛ばせたよ!!無我夢中で凧飛ばしています。




今回3日間一緒に冬キャンプのオベリン保育園のぞう組さんと交流会。一人ひとり自己紹介をした後、みんなでじゃんけん列車をしました。じゃんけんをする前に相手に自己紹介をするルールも加わり大盛り上がりでした。


夕食もオベリン保育園と一緒に食べました。美味しいご飯を食べながら、お友だちの名前も憶え「新しい友だちができた!」と親交を深めていました。



夕食後、シーツを付けて布団を敷き終わってからナイトハイクへ。
日中とは雰囲気が全く違い、一面真っ暗の富士山YMCAに驚きながらランタンを持ってヘリポートまでお散歩しました。
途中、空を見上げると満天の星空が広がり「わ~きれい~!」「あそこにオリオン座があるよ」と釘づけでした。





お風呂に入り、1日目の荷物を整理してから1日の振り返り。「凧上げが楽しかった」「ハンモックに乗れた」とそれぞれ楽しかったことを思い出しました。明日の予定を確認し、楽しさを胸に眠りにつきました。


(YMCAつるみ保育園 三浦 彩菜)


2018年2月7日水曜日

マッサージで赤ちゃんもお母さんも癒しの時を!


YMCAつるみ保育園地域子育て支援プログラム「ベビーマッサ-ジ」のご報告

先日、鶴見中央地域ケアプラザで、パパ・ママ向けベビーマッサージの体験講座を行い、近隣にお住まいの方を中心に13組のパパ・ママ、赤ちゃんにご参加いただきました。
はじめの自己紹介では、子ども達の名前の由来を伺い、赤ちゃん一人ひとりの素敵な未来を願うパパ・ママ達の思いが伝わってきました。


ゆっくり手遊びなどをしながら赤ちゃんとふれあい、ベビーマッサージがスタート。

慣れない手つきで、けれど愛情深く見つめるパパに赤ちゃん達も嬉しそうに視線を送っていました。





ベビーマッサージの効果について、免疫力を上げる効果、筋肉を育てる効果、手のぬくもりや声掛けを通して感じる安心感や喜びについてお話がありました。中でも、「手をたくさんにぎにぎすると頭が良くなり、足をたくさんにぎにぎすると足が速くなる効果も期待できる」というお話しでは、「うちは男の子だからたくさん足触ろうかな!」「両方たくさん触らなきゃ!」と言う声も聞こえてきて、とても和やかな雰囲気に包まれました。






  マッサージが進むと、気持ちよくなって眠り始める赤ちゃんもいました。


  今回は初めて、パパ達にもご参加いただいたベビーマッサージ。小さいとどのように遊んでいいのか分からないという声もありましたが、今回のベビーマッサージを遊びのひとつにして、これからもたくさん赤ちゃんとふれ合ってもらえたらなと思います。




これからも、子育て中の皆様に楽しんでいただけるプログラムを案内していきたいと思います。
ご参加いただいた皆様、本当にありがとうございました。

YMCAつるみ保育園 井上理奈)