2019年8月30日金曜日

平和ってどんなこと?

YMCAつるみ保育園 平和についての取り組みのご報告

YMCAつるみ保育園では、8月に平和について考える活動をしています。

 8月9日(金)には、全クラスで平和の祈り礼拝の時を持ちました。金迅野牧師が来てくださり一緒に「へいわ」について考えました。

 一枚のタネの写真を見て「これは何のタネかな?」。今年収穫のできた野菜を目の前にみんなが「きゅうり?」「すいか!」と熱心に答えています。種から芽が出て、花となりやがて実になる。と写真を見ながら真剣に話を聞いていました。

 『大地に育つ夏野菜たちは神様の恵みです。戦争は大地を破壊します。食べ物を分かち合う世界を』

 8月21日(水)には、年長児が平和について考える時を持ちました。まず初めに「“へいわ”ってどういうことだろうね?」ということをちょっとだけみんなで考えてみました。子どもたちからは「仲良くすることでしょ?」「みんな仲良し」などの声が聞こえてきました。次に『へいわってすてきだね』という絵本を読みました。すると、戦争についてかかれているページがあり、子どもたちから「せんそうって何?」という声がいくつかあがりました。そこで戦争についてかかれた『かわいそうなぞう』という絵本を次に読みました。子どもたちの表情はより真剣なものとなり「ぞうさんかわいそう」といった声が上がっていました。


 絵本を読み終えたあと、保育者から「戦争っていうのはね、国と国がケンカすることなんだよ」「みんながケンカしても、時々叩いちゃったりしても、ごめんなさいすれば、仲直りできることも多いけど、国と国がケンカ、戦争したりすると鉄砲使ったり、爆弾使ったりしちゃうんだよ。そうするとどうなると思う?」と子どもたちに聞くと「死んじゃう人がいる。」「それってどう?」とさらに聞くと「悲しい」「絶対にヤダ」と声があがり、「だよね。だから戦争は絶対にしちゃいけないんだよ。」と保育者が説明しました。
 「じゃ~なんで戦争なんてしちゃうんだろう?」「なんでケンカしちゃうのかな?」と話が進み、次に『おこる』という絵本を読みました。「人はなんでおこるんだろう?」答えは出ないかもしれないけど、それぞれが考えているようでした。


 絵本を読み終えた後、もう一度「平和ってどんなことだろう?」ということを、みんなで考え、さらにグループに分かれて、色画用紙に「へいわ」をイメージして絵を描きました。虹の絵や、ハートや星、海の絵、みんなで手を繋いでる絵などそれぞれが思い思いに表現して“平和の絵”が完成しました。



 今回の活動を通して一人ひとりが、答えは出ないかもしれないけど、“平和”や”戦争“”仲良くすること“などについて、それぞれが自分なりに考えることが出来ました。「平和のありがたみ」や「戦争の恐ろしさ」を伝えていきながらも、それぞれが平和について考える時をこれからも大切にしていきたいです。



https://hoiku.yokohamaymca.org/tsurumi/



(YMCAつるみ保育園 三浦・中瀬)