YMCAつるみ保育園 廃材製作のご報告
この夏、つるみ保育園の幼児クラスではコロコロ装置作りが流行っています。
はじめは、廃材の中からラップの芯などの筒を繋げて、椅子も使って長~くしてビー玉を転がしてみていました。「見て~、通ったよ~!!」とみんな興奮気味。どうすれば、スムーズにビー玉が転がるのか試行錯誤もしていました。午後も遊びは続き…
さらに、コロコロ装置作りは次の日も続きました。
この日は廃材製作の本も参考にしながら、さらに工夫をこらしながら作りました。
1号機!!ラップの芯を三本柱としてたてて、そこに半分に切ったトイレットペーパーの芯をジグザクに道が出来るようにくっつけます。最初は本に書いてあった通りにボンドで付けてみましたが、なかなか乾かないし、すぐ取れてしまうし、思い切って養生テープで付けて見ると「ちゃんとついたよ~!!」
出来上がって、前日同様にビー玉を使って、転がしてみましたが、ビー玉だと重くて、すぐにコースアウトしてしまいます。保育者に木でできたビー玉より軽い玉をもらい、転がしてみると、「すご~~い!ちゃんと下までいったよ!!」
2号機!!紙皿の真ん中に穴をあけ、そこにトイレットペーパーの芯を通してつけて、さらにそれを、ティッシュの空き箱につけて、下にもトイレットペーパーの芯を半分に切ったものをつけて完成!!玉を転がしてみますが、紙皿が浅かったのか、思い通り穴に落ちてくれず、すぐにコースアウトしてしまいます。「あ~もう、どうすればいいの!!」悩んだ結果、紙皿の穴の前に壁になる厚紙をつけてみました!!すると、今度は上手く真ん中の穴に落ちて、「見て~凄いよ~!!」子どもたちは、試行錯誤を繰り返し、様々な発見をして、紙皿の性質やビー玉や木の玉の性質、テープのつけ方など様々なことを学んでいきます。そして、目はキラキラと輝いています。
1号機、2号機が完成し、それぞれで遊んでいた子どもたち。互いの作ったコースでも遊ばせてもらっていると、「あ~いい事思いついた!!これとこれ、合体させようぜ!!」「いいね~!!」2つの装置を合体させることにしました。さらに、「ねぇ~この装置に色塗って、きれいにしない?」とペンで色塗りをし始め、さらには「テープで飾りもつけようよ!!」とマスキングテープで飾りつけもしました。子どもたちの発想は止まりません。しかし、ここでも、マスキングテープを、玉が転がるコースの上につけて、「それじゃ~ビー玉が転がらなくなるよ~」と試行錯誤の繰り返し。この日は1日中ピタゴラ装置作りと、転がして遊ぶので盛り上がっていました。
数日後、コロコロ装置はさらに変化を見せ、新たな3号機も作られ、盛り上がりを見せていました。3号機は、空き箱にペットボトルの蓋をボンドで付けて、箱の片側にトイレットペーパーの芯を利用して高さを出して、傾斜になったところに玉を転がします。この高さも、高すぎると早く転がりすぎるし、低すぎるとなかなか転がらないしで、試行錯誤の繰り返しです。それでも上手く転がった時の達成感は何者にも代えられないものがあるようで、みんなで協力したり、工夫したり、時にはもめたりもしながら楽しんでいます。
子どもたちが自分たちで試行錯誤を繰り返し、遊びに没頭し、そこからたくさんのことを学べるそんな時をこれからも大切にしていきたいです。
(YMCAつるみ保育園 中瀬)