YMCAつるみ保育園・9月造形あそびのご報告
まだまだ残暑が残り、戸外に出ると汗ばむような日でしたが、子どもたちは朝から照沼先生の姿を見つけ、“今日の造形あそびは何かな?”と、ワクワク、ソワソワ…。園庭に準備が進むと興味を持った子たちが集まってきて、いよいよ活動開始!
チョークは使ったことがない子が多く、“クレヨン?”と言いながら手に取っていました。力を入れると すぐにポキっと折れてしまうので、びっくりしながらも 描き心地の違いを感じていました。
小さなカップに氷を一粒入れて、そこにチョークを入れてかき混ぜると、溶けた氷の水とチョークの粉が混ざり合い、絵の具のようになりました。氷の冷たさと、色の混ざる様子が面白く、ひたすらグルグルとかき混ぜていたり・・・!
濡れたチョークで画用紙や段ボールに描くと、絵の具で描いたようになりました。
白だけでなく、紺色、濃い赤、濃い緑、黒などチョークの色が映える画用紙を用意したことで、発色の良い作品が出来上がっていきました。濡れた状態では気付かなかった模様も、乾いてくると浮き上がってきて、新たな発見もありました。
手や足にペイントし始め、歌舞伎の隈取のようになっている子も。友だちと「こうしよう、ああしよう」と、相談しながら楽しんでいました。「遊具を素敵にしてくれる?」と提案してみると、表情が瞬く間に輝き「ここは、この色!」「ぼくは、ここを塗る!!」「木にも描いていい?」そのうち、遊具から身を乗り出し葉っぱにまで…と、活動が広がっていきました。
調味料のように穴の開いた容器に入った粉絵の具は、次々とカップに振り入れて氷を加えると色が変化し、また違った面白さがありました。おままごと感覚で、カップから溢れるほど振り入れて楽しむ姿もありました。紙に描いていくうちに、砂がついて何とも言えない風合いになっているものもありました。