YMCAつるみ保育園・「救命救急講習」のご報告
横浜市応急手当普及員の横浜北YMCAスタッフに講師として来ていただき、救命処置の流れ(心肺蘇生とAEDの使用)の説明を聞いてから、グループに分かれてダミーの人形を使い心肺蘇生法の実践を行いました。
ひと通り救命処置の流れを確認した後、子どもと大人の違いについて看護師から説明をしました。小児は、呼吸にトラブルが起こり心停止に至ることが多く、心臓を動かすだけでなく止まった呼吸を助けることが大事であることを話しました。
そして、人工呼吸による感染リスクを減らすために、横浜YMCAの保育園ではバックバルブマスクを導入しています。緊急時に使用できるように、使い方についての再確認と練習をしました。
バックバルブマスクに初めて触れる職員もおり、緊張しながらバックを押してダミー人形の肺が膨らむ様子を確認し、少し安心した様子で使い方を確かめていました。
その後、実際の保育の中での事故を想定した場面の話をしました。一人ひとりが自分の立場で何をしたらよいのか考えてみると、「こんな時はどうする?」と新たな疑問や質問が出ていました。
例年にない早い梅雨明けに、痛ましい水の事故のニュースが聞こえてきます。子どもたちが安心して生活できるように、今後も安全管理や緊急時の対応について学ぶ機会を持ちたいと思います。
(YMCAつるみ保育園 看護師)