YMCAつるみ保育園・平和の絵本の読み聞かせのご報告
「へいわってなにかな?ぼくはかんがえたよ」
絵本をじっと見つめ、耳を澄ませる子どもたち。8月の中旬、幼児クラスの帰りの会で平和について考える機会を持ちました。
絵本をじっと見つめ、耳を澄ませる子どもたち。8月の中旬、幼児クラスの帰りの会で平和について考える機会を持ちました。
(「へいわってすてきだね」ブロンズ新社 杏里有生・詩、長谷川義史・画)
読み終えた時、子どもたちに問いかけました。「平和ってどんなこと?」 するとぞう組(5歳児クラス)から声が上がりました。「戦いなんかしないこと」「鉄砲を使わないこと」 最初は戦争を連想させる言葉が多く聞かれました。けれど、次第に「友だちと遊ぶこと」「お散歩に行くとき」「家族で旅行に行ったとき」「みんなで手をつなぐこと」と、今の自分にとっての身近な幸せを話す子どもが増え始めました。
すると、きりん組(4歳児クラス)の子どもたちも自分の体験を思い浮かべ、「海に行ったことだよ」「ごはんをたくさん食べることかなぁ」と生き生きと発言し、ひつじ組(3歳児クラス)の子どもたちは耳をかたむけながら「それやったことある!」と誇らしそうに笑っています。
難しいこと、と無関心になったり、避けたりせず、これからも子どもたちといっしょに、平和について考え、知恵を出し合っていきたいと思います。
(YMCAつるみ保育園 関口美帆)