2019年1月24日木曜日

いっぱいそりで滑ったよ!!

YMCAつるみ保育園冬キャンプのご報告 Part.2

 ぞう組、冬キャンプ2日目。

 朝、一晩過ごしたキャビンを出ると、真っ青な空ときれいな富士山。2日目も快晴でした。早く帰りたいという声と、まだ帰りたくないまだいっぱい遊びたい!!という声が入り混じった複雑な気持ちの朝でした。



 けれどこの2日目は、みんなが冬キャンプで楽しみにしていた雪遊びがある日です。朝食の後は、スキーウェアーに身を包み、ニットの帽子をギュッとかぶる頃にはすっかり元気になっていました。わくわくとバスに乗り込み富士山こどもの国へ。駐車場にはまだ雪はなく、しばらく歩くとゲレンデが見えてきました。荷物を置いて早速滑り始めました。


 まずは短いショートコースで滑り方、ブレーキのかけ方を練習しました。足を開いて、体重は後ろにかける。一度滑ると目が輝き、「楽しかった!!また滑る!!」と目を輝かせてゲレンデのてっぺんに登っていきます。滑っては登り、また滑って・・と笑って夢中で滑り続けていました。




4、5回滑って慣れてきたら、今度はロングコースに挑戦です。ショートコースよりもスピードが出やすくスリルもあります。でも、滑り終えると、目の輝きも3倍!!「もう一回、まだ滑る~!!」みんな夢中です!!滑っているうちに、ブレーキのかけ方も、曲がり方も上手くなっていく子どもたち。何度も滑り、徐々に息が切れてきました。それでも何度も滑る子、ちょっと休憩で雪で遊ぶ子、それぞれのペースで楽しみました。








 あっという間に時間が過ぎ、昼食はこどもの国の中にある”こどもホール”で食べました。食後には、ホットココアやホットカルピスを飲み、みんな心も身体もホッと温まっていました。その後は、駐車場まで少し長い道のりを歩き、富士山YMCAに戻るバスに乗りました。


 富士山YMCAに戻ってくると、おやつを食べた後、「凧やりたい」と子どもたちの声。昨日の続きで凧あげを草原で楽しみました。昨日よりコツをつかんだようで、色々と自分たちで飛ばし方を工夫したり、「そのまま行ったら絡むよ~」と自分たちで声を掛け合っていました。夕方になり疲れてくると全員が部屋に入り、お絵描きや、わらべ歌遊びをしてゆっくりと夕食までの時間を過ごしました。




 夕食が終わると、ナイトハイクを行いました。昼間と違い一面真っ暗の富士山YMCAに「怖い」という声も少し聞こえましたが、お友だちと手をしっかり繋ぎ、一人一個ずつのランタンがあれば大丈夫!!あいにく雲もうっすら出ていましたが、ヘリポートまで登っているうちに晴れ間が増えてきて、「うわ~星がきれい!!」と歓声も上がっていました。ヘリポートではランタンの明かりを一度消してみることに!!真っ暗ですが、不思議と仲間がいるから大丈夫!!駿河湾の方を見ると街の明かりがきれいに輝いていて、みんな目を丸くして「すご~い!!」と言っていました。



 その後、お風呂に入った後はもう一つのお楽しみ!!スモアーズ(焼きマシュマロ)です。ゴリラリーダーが暖炉に灯をおこしてくれているときからみんな興味津々。注意事項ややり方を聞いた後、長い竹串にマシュマロを刺して火の近くへ。焦げないように少し待てばマシュマロはうっすらときつね色になります。それをクラッカーに挟んでパクリ。サクサクとろり・・みんなの幸せそうな笑顔がその味を物語っていました。



 部屋に戻り、歯磨きをしたあと、一人ずつキャンプで楽しかったことを聞いてキャンプを振り返ってみました。「そり遊びが楽しかった!!」「私は凧あげ!!」いろいろな意見と共に、その時の思い出話が次々と出てきます。いよいよ明日は最終日。おうちに帰れる嬉しさと、仲間とのキャンプが終わる寂しさが入り混じりながら、残りの時間を楽しみたいと思います。心のどこかにおうちへの想いはあるけれど、非日常の新鮮な体験に夢中で向かっていっています。自分のことは、自分で。でも困った時にはすぐ近くに仲間がいる。それぞれが力を発揮し、仲間と共に生き生き生活しています。


                        (YMCAつるみ保育園 中瀬 竜太)